めいげついん
明月院
(北鎌倉)
「アジサイ寺」で知られる花の名所
明月院は、長谷寺と並ぶ鎌倉随一のアジサイの名所。満開時には約2,500株のアジサイで境内が染まり、その淡い青色の花は「明月院ブルー」と呼ばれている。また、同時期に咲くハナショウブや本堂の丸窓から見える紅葉も有名で、他にもロウバイや梅、桜など一年を通して美しい花に出会うことができる。
貴重な遺構を残す国の史跡
明月院は、室町時代に上杉憲方が創建した禅興寺の塔頭寺院。禅興寺は、北条時宗が父・時頼の創建した最明寺を再興して改めた寺で、明治初年に廃寺となり明月院だけが残された。境内には、上杉憲方の墓とされる鎌倉最大の「明月院やぐら」や、今なお使用できる鎌倉十井の「瓶の井」などがあり、「明月院境内」として国の史跡に指定されている。
◆◆Attention◆◆
アジサイの見ごろの6月上旬~下旬は非常に混雑するが、早朝は比較的空いている。